ピコレーザーでのタトゥー除去の流れとは?
大きく分けて「レーザー治療」と「外科治療」があるタトゥー除去の方法。ここでは、レーザー治療の内、「ピコレーザー」について、タトゥー除去施術の流れやポイント等をご説明します。
「ピコレーザー」でのタトゥー除去施術の流れ
1.施術前に患者さんが行うこと
施術の前日または当日に患部のムダ毛を剃っておきます。日焼けやタンニングローションを使用している場合は施術の3週間前から使用を中止しておきます。
2.施術
麻酔クリームを患部に塗り、麻酔が効くまで20~30分ほど待ち、目を保護するためのサングラスをかけた状態でレーザーが照射されます。
ゴムに弾かれたような痛みがあり、患部を冷却風などで冷却しながら行われます。施術時間は、5分~20分です。施術範囲によって施術時間は違ってきます。タトゥーが描かれた図柄の線に沿って、レーザーを照射していくので、線が多ければ時間が多くかかります。
レーザー照射後は、患部の肌は、日焼けした時のような火照りが感じられるので、クーリングジェルなどでしばらく冷やして、治療は終了します。
3.ケア
ダウンタイムは1~2週間です。患部にテープを貼って保護します。メイク、洗顔、入浴は、テープを貼ったまま可能です。
基本的に、アフターケアは、テープの上からステロイド薬を約1週間塗るだけです。
4.必要に応じて通院
1回の施術で終了する場合もありますが、タトゥーの色素が消えるまで、平均6~10回の施術を行います。施術のたびに、色素が少しずつ薄くなっていくイメージです。施術まで、間隔を8~12週間ほどあけて再実施されます。
タトゥー除去を決断するタイミング
若い頃に、「おしゃれをしたい」、「強く見せたい」などの理由で、タトゥーを入れたけれど、大人になって恥ずかしくなったり、就職や結婚などの人生の大きなイベントでタトゥーを入れていることが障害になったりすることがあります。
それぞれの場合で、タトゥー除去の決断のタイミングは、いつがいいか見ていきましょう。
そして、タトゥーを除去しようと決断した時に、レーザー治療では特に、数年単位の時間が必要であることが分かり、治療のタイミングやスケジュールに苦労することがあります。
就職・転職
就職や転職の際に、タトゥーを入れている人を採用しないケースがあります。風習的に日本ではタトゥーに対して、反社会的なイメージがあるためです。
とくに接客業などの業種では、会社のイメージや利益を損なう可能性を、会社が避けるのは仕方がないことかもしれません。
そのため、就職や転職をきっかけにタトゥーを除去しようと決断することが多いようです。
除去には、費用も時間もかかるため、就職活動のスケジュールを考慮して、最適な時期に行う必要があります。できるなら、就職活動を始める前に治療が終了していることが望ましいでしょう。
結婚
結婚を考える局面で、タトゥーは障害になることがあります。
反社会的なイメージのあるタトゥーを、結婚したい相手に受け入れてもらえないかもしれません。
結婚したい相手に受け入れてもらえたとしても、相手のご両親やご家族に、結婚を反対される可能性もゼロではありません。
特に結婚式でウェディングドレスを着る際には、タトゥーが見えてしまい、招待客からマイナスのイメージを持たれてしまうことがあります。そのため、結婚を機に、タトゥーの除去を考えることが多いようです。
タトゥーの除去にかかる時間や費用を考えて、早めにクリニックに相談した方がよいでしょう。
出産
子供が欲しいと思ったら、妊娠前にクリニックを訪れるのが、ひとつのタトゥー除去決断のタイミングです。妊娠が分かってから、将来の子供との生活を考えて、タトゥーを除去したいと考えるようになることもあるでしょう。
しかし、妊娠中や出産直後、授乳中には、タトゥー除去の施術を受けることができません。
タトゥー除去に関わらず、妊娠期間から授乳期間にかけては、子供や母体への様々なリスクを避けるために、飲む薬や歯科治療の麻酔など、気を付けなければならないことがたくさんあります。タトゥー除去でも同様に考えられ、多くのクリニックでは断られるでしょう。
そのため、タトゥー除去は妊娠が発覚した際には、施術のタイミングを延期するのが望ましいです。授乳期間が終わった頃が、よいタイミングといえるでしょう。
その他
温泉施設やプールなどのアミューズメント施設では、タトゥーのある人の入場を断られることがよくあるようです。
また、タトゥーがあると、スポーツジムに入会できないことも多いようです。保険に加入するときも、タトゥーがある人は加入できない場合もあります。
タトゥーや刺青(いれずみ)をしている人は、反社会的勢力(暴力団など)の関係者である可能性があるとして、入場や入会を断られるようです。
タトゥー除去施術のポイント
治療前のカウンセリングは納得のいくまでする
まず、治療前にカウンセリングを受けて、タトゥーのある箇所や範囲、色、深さによって、最適な治療法をドクターと相談して決めることが大切です。
悩みや気になっていること、疑問点をしっかりとドクターに伝え、納得がいくまで話し合いましょう。
短期間にタトゥーをできるだけ確実に除去したい場合は「外科治療」
外科治療には、「切除手術」、「植皮」、「削皮」、「剥皮」などがあります。外科治療では、どうしても治療の傷跡が残ってしまいますが、短期間に治療を終わらせることができます。また、皮膚そのものを取り除くので、レーザー治療に比べてタトゥーをしっかりと除去できます。
治療の傷跡を残したくない場合は「レーザー治療」
レーザー治療は、治療の傷跡が残る心配ほとんどありません。ただ、タトゥーを入れた時にできた傷跡はタトゥーの形に残ります。
レーザー治療には、「従来のレーザー」が数種類と新しい「ピコレーザー」があります。
ピコレーザーは、従来のレーザーに比べて、費用は割高ですが、痛みが少なく、短期間で治療することができるという特徴があります。
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