タトゥー除去は失敗が多い?ダウンタイムのリスクや弊害を知っておこう!
オシャレのひとつとして、気楽に入れてしまいがちなタトゥー。入れる時もそれなりに痛みやリスクがありますが、除去するときの方が様々なトラブルが起こる可能性が高いです。
タトゥーは、皮膚の一番奥にある組織の真皮層にまで色が入っているため、最新技術のレーザー治療でも簡単には取り除けない可能性があるのです。さらに、施術が困難なだけに様々な弊害やリスクも予想されます。
今回は、タトゥー除去のリスクや失敗例などについて詳しく解説します。
タトゥー除去の失敗例とリスク
クリニックなどでタトゥーを除去する場合は、レーザー治療や切除法が一般的です。
美容業界のレーザー施術は日に日に進化しているので、昔よりは痛みやトラブルなどは起きにくいかと思いますが、ゼロになったわけではありません。
ここで、よく見受けられるタトゥー除去の失敗例やリスクをご紹介します。
痛みに耐えられない
タトゥー除去のリスクで多いのが、麻酔時や手術中、術後の痛みです。痛みが少ないと言われているレーザー治療であっても、肌の奥深くに照射する必要がある場合は、痛みの発生のリスクが高まります。
施術中は麻酔を用いるため、痛みを軽減できますが、麻酔時の注射の痛みや麻酔が切れる術後には、痛みが発生します。
特にタトゥーは皮膚組織の奥まで色が入ってしまっているので、肌の奥深くまで施術をする必要があるため、痛みは避けられないのです。
タトゥーが除去できていない
レーザーなら何でも消える、タトゥーでも簡単に消えてしまうと思っていませんか?シミやそばかすなどもレーザーで簡単に除去できると言われることもあり、タトゥーも簡単に消えてくれると思ってしまいがちです。
しかし、いくら丁寧にレーザー治療をしたとしても、タトゥーが残って除去できていない事例があるのです。その理由は、いくつかあります。
- 黄色系の明るい色にレーザーが反応しづらかったため、除去するのが難しかった
- タトゥーの彫りが深くて除去しきれなかった
- 完全にタトゥーを消すためにはかなりの施術回数が必要で費用面や体調などの影響により、難しいと判断された
- 皮膚に負担を与えることで肌トラブルが発生する恐れがあり、施術を諦めなければいけなかった
仕上がりが汚い
タトゥー除去の施術をした直後はそこまで汚くなかったのに、時間が経つごとに皮膚の表面に不自然な凹凸ができたりなどで、仕上がりが汚いという声が多く見受けられます。
火傷した後、治療を続けていたものの、時間が経つごとにケロイド状になって目立つケースがあるように、タトゥー除去においても、同じようなことが起こり得るのです。
レーザー治療は皮膚に熱を加えて行う施術のため、施術の良し悪しによって火傷と同じ状態を招く恐れがあります。最悪の場合は、ひどい火傷を負った後のように、皮膚の表面がケロイド状になるというトラブルもあるのです。
傷跡が残ってしまう
タトゥーを切除した後に、いくつかの傷跡に気づいて悩む人が多いです。よくある傷跡やトラブルの例をご紹介します。
メッシュ植皮の跡が目立つ
広範囲にわたるタトゥーの除去では、メッシュ植皮という施術を用いるのが一般的です。
メッシュ植皮とは、タトゥーを入れていない無傷の皮膚を集めて採皮し、メッシャーという専用の機械で網上に薄く広げて、タトゥー除去した後の皮膚に貼り付ける施術方法。技術が要る治療のため、実績ある医師に施術をしてもらわなければ、治療の跡が鱗のように目立ってしまう恐れがあります。
血腫ができている
血腫とは、皮膚内部に出血が起こり、血の塊ができてしまうことです。レーザーや切除などで皮膚に傷がつき、その際に内出血を起こすと、血腫となって残ることもあるのです。
場合によってはひどい腫れや痛みが生じることもあるため、注意が必要です。皮膚の状態が正常であれば、肌のターンオーバーを繰り返すうちに血腫が消えてくれます。
しかし、施術でダメージを受けた肌はターンオーバーが乱れている恐れがあるため、血腫が残る確率が高いです。
ひきつれが起こっている
タトゥーを除去するためにレーザー治療ではなく、メスなどを用いた切除術を行うクリニックもあります。施術法については、カウンセリングなどでタトゥーの状態を見たり、相談をしながら決めていきます。その結果、切除術でタトゥーを取り除く場合、ひきつれのリスクも知っておかなければいけません。
ひきつれとは、タトゥーの除去で皮膚を切除した後、縫い合わせを行う際に起こるトラブルです。切除術の後に施術箇所の周囲の皮膚を集めて縫い合わせをする時、周囲の皮膚を無理に引っ張った状態で縫い合わせをすると、皮膚が無理に引っ張られて、ひきつれが起こるかもしれません。
不自然に肌を引っ張った状態で固定されているので、肌の動きが制限される他に、痛みが伴うこともあります。もちろん、見た目も目立つので、精神的にもかなりのダメージになってしまうのです。
皮膚の色素が抜けてしまう
レーザーによるタトゥー除去では、強いレーザーを当ててしまったため、皮膚の色素細胞まで傷つけ、肌色の色素が抜けてしまうことがあります。
一般的に、色素脱失と言われるトラブルで、一度抜けてしまった肌の色素は元に戻らず、白く抜けたままの状態により目立ってしまうのです。
タトゥー除去のダウンタイムのリスクと注意点
皮膚組織の奥にまで色を入れるタトゥーを消すためには、場合によって肌を切ったり削ったりしなければいけません。
レーザー治療であっても、強い出力のレーザーを1ヶ所に当てなければいけないため、肌へのダメージが大きいです。だからこそ、施術の後のダウンタイムのリスクが避けられません。
一般的に、レーザー治療によるダウンタイムは長くて2週間程度、切除法などでは1ヵ月程度のダウンタイムが生じます。ここで、タトゥー除去によるダウンタイムのリスクと注意点を解説していきます。
傷口が開く
ダウンタイムが終了するまで、皮膚は不安定な状態であり、縫合わせをしている場合は、肌が定着していない可能性が高いです。ダウンタイム中に、誤って施術箇所に何らかの刺激を与えると、傷口が開いてしまう恐れがあります。
色素沈着する
レーザー治療の場合、皮膚の表面にダメージを与えてしまうため、ダメージを修復しようとして、メラニン色素が生成されます。それは、シミができるときの現象とよく似ており、火傷のようになった状態の部分をメラニン色素でカバーしようとして、シミのような色素沈着が起こってしまいます。
肌の新陳代謝によって、施術後にかさぶたのようなものができ、2週間ほどで剥がれのが一般的ですが、肌のダメージが残っている場合は、新陳代謝がうまくいかず、色素沈着して残るケースがあるのです。
感染しやすくなる
タトゥー除去の施術後は、皮膚自体がかなり弱っているので、免疫力も低くなっています。そのため、細菌に感染する恐れが高まり、傷跡が化膿したり、赤くなったり、腫れたりなどの症状が出る場合があります。
異変を感じた時点で、クリニックに申し出れば、抗生物質を処方してもらえるので、早めの対処が必要です。
タトゥー除去を行うにあたって留意しておくこと
安価な料金で、タトゥーを簡単に除去できると謳い文句をよく見かけませんか?そんな謳い文句を鵜呑みにして、タトゥーの除去を簡単に考えていると、大変なことになります。
タトゥーは、肌の奥にある真皮層まで色を入れるので、取り除くためにはレーザーやメスを使わなければいけません。つまり、肌にかなりのダメージを与えてしまうことになるので、リスクや弊害が起こって当然なのです。
そのことをしっかりと頭に置いてから、本当に信頼できるクリニック選びをしましょう。
すでに失敗を経験してしまった人はどうするべき?
残念ながら、タトゥー除去に失敗して、現在も悩んでいる人が多いようです。しかし、一度失敗したからといって回復の望みが全くないわけではありません。
中には、タトゥー除去の失敗による解決策を見出してくれる優秀なドクターもいるので、一度相談してみてもよいでしょう。優秀なドクターを選ぶ際には、タトゥー除去についての治療実績があるか?を調査することです。
その上で、カウンセリングを受け、実際に相談してみたときの感触によって、修正治療を検討してみるのはいかがでしょうか。
タトゥー除去が受けられる
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