ピコレーザーでのタトゥー除去に関するQ&A
ピコレーザーでのタトゥー除去に関するQ&Aをまとめました。
Q. ピコレーザーはどのような仕組みでタトゥーを消すのでしょうか?
A. 「ピコ(pico)」とは、長さを表す単位で、「1兆分の1」のことで、ピコレーザーは、「ピコ秒(1兆分の1秒)」という非常に短い時間の照射が可能なレーザーのことです。ピコレーザーでタトゥーを除去する仕組みは、特定の色素に反応する波長のレーザー光線を、ピコ秒単位の短い照射時間で患部にあて、色素を壊すことで色を消します。従来のレーザーでは取りきれなかった皮膚の深部の色素やカラー色素の除去も可能になったレーザーです。
Q. 従来のレーザーとピコレーザーの違いは何でしょうか?
A.従来のレーザーは、「ナノ(nano)秒(10億分の1秒)」の照射が可能です。レーザーは、照射時間が短いほど、皮膚に熱によるダメージを与えずに、色素をより細かく壊すことができます。「ピコ秒(1兆分の1秒)」の照射が可能なピコレーザーは、従来のレーザーに比べ、照射時間が短いため、周辺組織をほとんど傷めずに深部まで照射できます。
また、痛みが少なく(輪ゴムで肌を弾く程度)、色素をより薄くでき、回復が早いため、治療時間や治療期間が短くてすみます。ただし、比較的新しいレーザー機器のため、費用は割高になる傾向があります。
Q. ピコレーザーでのタトゥー除去の施術に何度も通うのはなぜですか?
A. タトゥーのある箇所や大きさ、範囲、インクの種類、色、深さなどによって、施術の回数は違ってきます。中には、1回の施術で十分な場合もありますが、平均して6~10回の施術となる場合が多いようです。
この治療では、ピコレーザーを照射して、色素の粒子を砕いていきますが、1回目の施術で砕いた粒子を2回目の施術でさらに細かく砕き、3回目の施術ではそれをまたさらに細かく砕き…ということをくりかえして、色を少しずつ薄くしていきます。このようにして、色が見えなくなるまで、照射を繰り返す必要があるため、施術に何度も通うことになります。
Q. 治療が終わった後の肌は、最初から何もなかったような肌に戻るのですか?
A. ピコレーザーでのタトゥー除去治療後は、タトゥーの色素はほぼきれいに消えますし、ピコレーザー治療による傷跡も残りにくいです。しかし、タトゥーを入れた時にできた傷跡がタトゥーの形に残ります。また、患部の肌の色素が壊され、周りの肌よりも白くなることがあります。そのため、何もなかったように戻ることは稀だといえるでしょう。
Q. ピコレーザーの治療中や治療後の痛みが怖いのですが、大丈夫ですか?
A. ピコレーザー照射による痛みは、個人差もありますが、輪ゴムで肌を弾いているような程度の痛みと言われています。施術前に、麻酔クリームを使い、痛みを軽減することも可能です。施術前後にクーリングジェルで患部を冷やしたり、施術中に冷却風をあてたりして、痛みを軽減することもあります。治療後には、日焼けした時のような火照った感じがありますが、2~3日で治まることが多いようです。
Q. 施術後に通院する必要はありますか?
A. 基本的に施術後は、通院の必要はありません。施術後は、患部にステロイド薬を塗って、その上からテープを貼ります。自宅では、1週間、テープの上から塗り薬を塗るアフターケアをする必要がありますが、それほど大変なケアではありません。ダウンタイムは、1~2週間です。ただし、一度の施術で消えない場合には、再度病院に訪れる必要があるでしょう。
Q. 施術の際に出血はありますか?
A. 出血は照射直後からありません。ピコレーザーでの治療は、メスを使わず、レーザー光線を照射して、皮膚の内部の色素に働きかけるものなので、出血することはありません。
Q. ピコレーザーでのタトゥー除去治療には、健康保険は適用されますか?
A. ピコレーザーでのタトゥー除去治療は、自由診療の扱いになるため、健康保険は適用されません。しかし、1年間に医療費が10万円を超えた場合に適用される、医療費控除の対象にはなります。そのため、領収書を保管しておいて、年末調整の際に提出すれば、控除を受けることができます。
Q. 外科治療やレーザー治療のほかに、タトゥーを消す方法はありますか?
A. 消す方法ではありませんが、シールやクリームなどで「隠す方法」はあります。耐水性で通気性もよく、はがれにくい「タトゥー隠し専用の肌色のシール」があり、一時的に隠す場合には便利です。このシールで、広範囲のタトゥーを隠すことはなかなか難しいですが、ワンポイントのタトゥーなら、簡単に隠せます。しかし、シールは隠すだけのものなので、根本的にタトゥーを消したい場合は、他の方法を考えましょう。
また、シミを薄くする効果がある美白クリームのような「タトゥー除去クリーム」もあります。クリームを塗って乾かすだけで、タトゥーの色素が少しずつ薄くなっていくというものです。ただし、海外製品の者が多く、日本国内で認可されていない成分が入っている可能性があり、安全性が十分とは言い切れません。
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