ピコレーザー治療の種類
肌のダメージが少なく、ダウンタイムもほとんどないと言われているピコレーザー治療。小じわやシミ、くすみなど多様な肌トラブルに対応でき、幅広い方々が活用しやすい美容機器と言えるでしょう。このページでは、そんなピコレーザーが行える治療の種類について特徴や効果などを紹介していきます。
ピコレーザーには3つの照射モードがある
ピコレーザー治療を検討している人の中には下記のような悩みを抱えている方も多いはず。ピコレーザーはメラニン色素を破壊し、シミを取り除く効果が期待できます。ピンポイントで照射できるため、正常な肌へのダメージも少なく、ダウンタイムが短いという特徴も。
- ニキビ跡をキレイにしたい
- 年齢と共に小じわが気になり始めた
- 若い頃に入れてしまったタトゥーを消したい
- シミが増えてきた
ピコレーザー治療には下記の3種類の方法があり、モードを変更し、レーザーの照射方法を変更すれば、より効率的に肌トラブル解消に繋がるでしょう。
- ピコトーニング
- ピコスポット
- ピコフラクショナル
具体的にそれぞれの種類についての特徴や効果などを紹介していきます。
ピコトーニング
ピコトーニングの特徴
ピコトーニングとは弱い出力のレーザーをシャワーのようなイメージで照射する方法です。この治療法はメラニン色素を刺激しないため、レーザー治療が難しいとされていた肝斑に対しても効果が期待できます。施術中の痛みもほとんどないため、痛みが苦手な方でも施術が受けやすいでしょう。
ピコトーニングに期待できる効果
ピコトーニング治療を行うことで、主に4つの症状に対して効果が期待できます。
- 肝斑 肝斑は両頬やアゴ付近に広がっている薄茶色のシミです。肝斑が発生する原因はハッキリ分かっていませんが、肝斑に刺激を与えてしまうと、かえって色素が濃くなってしまうという問題があります。そのため従来のレーザー機器では治療が困難でした。ピコトーニングなら低出力で照射するため、皮膚の炎症も起こりにくいでしょう。
- くすみ・シミ ピコトーニングを複数回照射することで、シミやくすみの原因となるメラニン色素を破壊することが可能です。それによってシミやくすみの除去などの効果が期待できるでしょう。施術後もかさぶたができにくく、メイクや洗顔なども当日から行えます。そのためダウンタイムを短くしたい方や人と接する機会が多い方に適した治療法だといえるでしょう。
- 毛穴トラブル 真皮にある皮脂腺をキュッと引き締め、皮脂の分泌を抑制できます。そのため毛穴の開きの改善にも繋がり、毛穴トラブルの悩みを軽減できるでしょう。
- 赤ら顔 赤ら顔は主に毛細血管の拡張が原因です。ピコトーニングは真皮まで照射し、拡張した毛細血管を収縮させる作用があります。複数回照射することによって、毛細血管が正常になり、赤みの改善が期待できるでしょう。
ピコトーニングの施術回数の目安
ピコトーニングは弱い出力で照射するため、複数回の施術を繰り返し行い、肌を徐々にキレイに導いていく治療法です。
施術回数は個人差が大きく、症状によっても異なります。一般的には効果を実感するためには5~10回程度施術を受ける必要があるといわれています。
ピコトーニングのダウンタイム
ピコトーニングは出力自体が弱いため、肌への負担はほとんどありません。そのためダウンタイムもほとんどないでしょう。肌質によっては多少の赤みが出るケースもありますが、半日程度で落ち着く場合が大半で、当日からメイクも可能です。
ピコスポット
ピコスポットの特徴
高い出力でピンポイントに照射する治療法です。ピコ秒単位の短いパルス幅で、狙ったターゲットに破壊できるため、周囲の組織に熱や痛みをほとんど与えません。
ピコスポットの大きな特徴は、即効性。1回で大きな効果が得られやすく、すぐに効果を実感したい方に適した治療法だといえます。また皮膚の深層部まで照射可能なので、より直接的にメラニンを攻撃できるでしょう。
ただ人によってはピコスポットを照射したあと、薄い色のくすみが現れることがあります。その場合はピコトーニングを数回照射することで、顔全体のトーンを上げる効果も期待できます。
ピコスポットで効果が期待できる症状
- シミ
- ほくろ
- そばかす
- くすみ
- 刺青・タトゥー
- アートメイク
- ADM
- 太田母斑
上記のような悩みに対し、ピコスポット治療は効果的でしょう。
ピコスポットなら加齢などの影響による色素沈着だけでなく、人工的な刺青・タトゥー・アートメイクにも活用可能です。さらにADMや太田母斑は従来のレーザー治療では強い照射が必要となり、ダウンタイムや色素沈着が強いという問題がありました。しかしピコスポットならダウンタイムを短縮できるだけでなく、効果的な治療を行えるでしょう。
ピコスポットの施術回数の目安
症状によっても異なりますが、1回から3回程度の照射を行うのが一般的です。照射直後は赤くなりますが、1ヶ月から1ヶ月半程度で自分の肌になじんでくるでしょう。ピコスポットを連続で照射したい場合は、1ヶ月以上の感覚をあける必要があります。
ピコスポットのダウンタイム
ピコスポットの照射を受けたあとは、照射部位が赤くなり、水膨れのような状態が数日続く場合があります。おおよそ3日程度でかさぶたとなり、キレイに剥がれるまで2週間程度要することも。かさぶたは決して無理に剥がさず、自然と剥がれるのを待つことが大切です。
ピコフラクショナル
ピコフラクショナルの特徴
ピコフラクショナルレーザーは高い密度のレーザーを照射することで、肌に小さな穴をあけます。人間には自然治癒力が備わっているので、傷を治そうとコラーゲンなどの成分を大量に分泌し、徐々に肌を修復し、元の状態よりもキレイな肌に導くのです。
- 肌へのダメージが少ない ナノ秒という非常に短時間でレーザー照射を行うため、肌表面に与える影響は非常に少ないでしょう。そのため痛みを感じることもほとんどありません。
- ダウンタイムがほとんどない 従来のフラクショナルレーザーと比べると、ピコフラクショナルのほうがダウンタイムは短いでしょう。施術した当日にメイクすることもでき、日常生活に支障を与えにくいという特徴があります。
ピコフラクショナルで効果が期待できる症状
- 小じわ・肌質改善 真皮にあるコラーゲンやエラスチンの生成を促すことができ、小じわや肌質の改善効果が期待できます。
- ニキビ跡・毛穴トラブル 長時間炎症が続けば、肌がデコボコになってしまうことも。このようなデコボコのニキビ跡はクレーターとも呼ばれ、自分自身のケアだけで修復するのは困難でしょう。また年齢によって肌のハリがなくなり、毛穴が開くことで、より毛穴が目立ちやすくなります。ピコフラクショナルを照射することで、コラーゲンやエラスチンの生成を促し、組織を改善することでキレイな肌へと整える効果が期待できるでしょう。
ピコフラクショナルの施術回数の目安
ピコフラクショナルは基本的に1回でも効果を実感できるでしょう。ただ、より強く効果を実感したい場合は複数回の施術を受けることが大切です。ピコフラクショナルの照射は2週間から4週間に1回程度が目安となります。おおよそ3回から5回程度受けることで、効果を感じられるでしょう。
ピコフラクショナルのダウンタイム
ピコフラクショナルは、従来のフラクショナルレーザーよりも小さな傷なのでダウンタイムも非常に短いでしょう。照射直後はヒリヒリした感じや赤みが出る人もいますが、数時間程度で治まることが大半です。洗顔や入浴、メイクなども当日から行えるので、仕事が忙しい方も受けやすい治療法でしょう。
自分の悩みにあった治療を選ぼう
ピコレーザーは肌の悩みに合わせて、3つのタイプから照射方法を選べます。自分の悩みに合った施術法を行えば、より効果的・効率的に肌の悩みを解消しやすいでしょう。
自分の悩みが解消できる施術法を決めたら、まずは医師にその希望を伝えてみてください。経験豊富な医師が肌の状態を確認し、より良い治療法についてアドバイスをしてくれるでしょう。医師のアドバイスを加味した上で、どのような治療を行うのか、慎重に検討し施術を受けることが大切です。後悔しないためにも一人で悩まずに、信頼できる医師に相談し、肌の状態などを診てもらってくださいね。
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