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ピコレーザーとqスイッチの違い

このページでは、医療レーザー機器として有名な「ピコレーザー」と、こちらもよく耳にする「qスイッチ付きレーザー」の違いについて詳しく説明しています。違いをスムーズに理解するために、まずはレーザーとその波長について簡単にみていきましょう。

ピコレーザーとqスイッチの違いを知るために

レーザー治療とは、シミやそばかす、アザ、ホクロ、タトゥーなど、肌に関する悩みを解消するためにおこなわれる治療方法です。従来から用いられているレーザーとして、アレキサンドライトレーザーやルビーレーザー、ダイオードレーザー、qスイッチ付きのYAGレーザーなどがあります。そして、美容に関心の深い人手あれば耳にすることも多い「ピコレーザー」という比較的新しいレーザー機器です。これらはすべて人工的に発生させられた光、つまり「レーザー」を用いて肌の悩みに働きかける医療機器です。

医療機器のレーザーとは

そもそも医療機器から発せられるレーザーとはなんでしょうか?これは、単一波長の光のことで、波長ごとにさまざまな色として現れています。実際には色は細かく別れていますが、想像しやすくするために、虹を例にとって考えてみましょう。赤や橙、黃、緑、青、藍、紫などがありますが、それぞれの色がひとつずつの波長に対応しているわけです。レーザー治療とは、その中のひとつの波長を、ひとつの方向(シミなどがある肌の部位)に向かって照射することでアプローチするメカニズムをもつ治療方法のことです。

レーザーの波長についてさらに詳しく

レーザーにはそれぞれことなる波長があることがわかりましたが、従来のレーザー機器、そしてピコレーザーの波長の長さについてもみていきましょう。

YAGレーザーの短い波長(532nm)は赤い色素に吸収されやすい性質をもっています。一方、長い方の波長(1064nm)はすべての色に吸収されやすいのが特徴です。したがって、短い波長は、赤い絵の具を用いたタトゥーに働きかけたり、赤ら顔や血管性の病変などを治療したりするために利用されます。

一方で、アレキサンドライトレーザーやルビーレーザー、ダイオードレーザーなどの波長は赤い色素にはあまり吸収されないため、ヘモグロビンへのアプローチが難しいです。ですから、上述のような治療には用いられません。
また、YAG長い方の波長を用いれば、さまざまなタトゥーの色素への働きかけが可能になります。

ピコレーザー誕生までのプロセス

qスイッチの特徴

レーザー治療では、特定の波長をもつレーザーが、シミやタトゥーなどに照射されます。かつてのレーザー機器では、標的の色素を破壊するためには一定の照射時間が必要でした。けれども、「肌へのダメージをおさえたい」などの理由から、照射時間は短ければ短いほうがよいとされます。
そこで、 1990年代になってqスイッチが開発されました。qスイッチを利用すれば、1億分の1秒よりもさらに短い「6ナノ秒」という極めて短い照射時間を実現することができます。当時はとても画期的な装置でした。

ピコレーザーの特徴

さらに短くなった照射時間

qスイッチが開発されてから、表皮が大きなダメージをうけることなく、かつ瘢痕や白斑が形成されるリスクをおさえながらシミや入れ墨などの治療をすることが可能になりました。ただ、照射時間は短ければ短いほどよいことはわかっていたので、さらにレーザー機器の研究はつづけられました。その結果、qスイッチ開発から20年間以上のときを経て、ついに開発されたのがピコレーザーです。ピコレーザーの照射時間はqスイッチよりもさらに短いピコセカンドです。

ダウンタイムをおさえられるピコレーザー治療

qスイッチとピコレーザーの最も大きな違いは、照射時間の差だということがわかりました。ピコレーザーの極めてみじかい照射時間により、シミなどにアプローチする際、周りの肌へのダメージをさらにおさえられるようになったわけです。詳しくいうと、ピコレーザーを用いた治療では「シミやそばかす、アザ、ホクロ、タトゥーなど、ターゲットとなる肌の部位以外の肌へのダメージが少ない」となります。それはつまり、治療後のダウンタイムが少ないことを意味します。もちろん、紫外線を極力浴びないようにしたり、内服薬などでメラニンの生成をおさえたりするなどのケアは大切ですが、治療後、スムーズに日常生活をスタートしやすいのは、ピコレーザー治療がもつ大きな魅力のひとつであるといえます。

複数の波長設定が可能

タトゥーを消すことを目的としたレーザー治療においても、qスイッチ付きレーザーよりもピコレーザーがより適しているわけですが、それはなぜでしょうか。肌へのダメージの少なさやその結果として期待できるダウンタイムの短さだけでなく、ピコレーザーがタトゥーの絵の具に、よりしっかりと働きかけることができるそのメカニズムをみていきいましょう。
タトゥーは単色であるとは限らず、複数の絵の具が利用されている場合もすくなくありません。ですから、レーザーを照射しても、機器から発せられる波長によって、どの色素が吸収されやすいかが異なります。従来のさまざまなレーザー機器では、単一の波長にしか対応していませんでした。ですから、複数の絵の具を用いて入れられたタトゥー、つまりマルチカラーのタトゥーのすべてに働きかけることは不可能だったのです。
けれども、ピコレーザーの場合、複数の波長を出せる機種も珍しくありません。そのため、複数の色に反応するわけです。これが、よりしっかりとマルチカラーのタトゥーの色素を破壊するための働きかけが可能になっているメカニズムです。

ピコレーザー治療は料金がやや高い

qスイッチとピコレーザーの違いを比較すると、ピコレーザーの方が、qスイッチ付きのレーザーよりも全面的にメリットが多い印象をうけます。たしかに肌へのダメージの少なさや複数の波長を出せるなど、ピコレーザーはとても優れた機能をもっているといえます。
けれども、やはりピコレーザー治療の料金はやや高めになっています。また、比較的新しい機器であるため、クリニックによってはまだピコレーザーを導入していないところもみられます。ですから、予算をおさえたい場合にはqスイッチでシミやタトゥー消しなどの治療を試して、あまり治療回数を重ねないうちに効果が出れば、その治療方法を選ぶのも一定の合理性があると考えてよいでしょう。
ただ、予算にゆとりがある場合は、より肌へのダメージをおさえつつ、しっかりとした働きかけをしてくれるピコレーザーのほうがおすすめです。ピコレーザーのほうが1回あたりの治療料金は多くかかりますが、治療回数が少なくて済むケースがすくなくないため、トータルの費用については、一概に高いとはいいきれない点も考慮するとよいでしょう。

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